ハウスメーカーの提案1
ハウスメーカーからの連絡
私たちは、ハウスメーカーへの連絡を、家の売却をお願いした不動産会社のイケメン営業さん経由で行いました。プラン提案をお願いしたハウスメーカーは、合計で6社となります。
- 大和ハウス
- 三井ホーム
- 住友林業
- 大成建設ハウジング
- 積水ハウス
- ミサワホーム
ここでは、各社提案や対応について、私たちが感じた印象を書いておきます。
あくまでも、私たちの個人的な感想になりますので、他の方のご意見とは異なることもあると思いますので、ご了承ください。
大和ハウス
大阪に本社を構える大手ハウスメーカーです。創業者は、シベリア抑留を乗り越えて、日本に帰国後に大和ハウスを創業された偉大な方でした。
展示場の店長さんが、私の担当として就いてくださりました。店長さん自身も、賃貸併用住宅に住まわれており、実体験をもとにプランをご提案くださいました。
店長さんからは、賃貸併用住宅には、共同住宅と長屋の2形態があると説明を受けました。当時は、何もわからない状態でしたので、どちらが良いのかもさっぱり分かりませんでした。
共同住宅と長屋に就いて
共同住宅と長屋の違いですが、簡単に言うと、共有部の有無と出入り口が外と直接つながっているかどうかとなります。
規制の違いやメリット・デメリットなど、それぞれありますが、ここでは簡単に紹介したいと思います。
長屋は、別名テラスハウスとも言います。
通常のマンションやアパートとは異なり、共有部分がありません。
各部屋のドアから外の道路に直接出ることが出来る集合住宅となります。
そのため、建築基準法でも、共同住宅に比べると、緩和されております。
防火や敷地の空き地の大きさの規制が少なく、共用部分が無いことから、各部屋を大きくできるメリットがあります。
共同住宅は、入口から玄関、階段、廊下など各部屋と共有する部分を持つ特殊建築物となる集合住宅です。
長屋とは異なり、各部屋からは共有部を通って、外に出ることになります。
道路から建物までの距離や、空き地部分の大きさなど規制が多く、広い敷地を必要とします。
共有部でスペースを取るため、各部屋の広さに影響することになります。
入口の共有部分をオートロックなど、セキュリティー対策は行いやすいのがメリットです。
提案されたプラン
大和ハウスからの提案は、店長の実体験から、下記のようなプランでした。
- 良かった点
- 自宅と賃貸部分の動線が完全に分かれており、朝晩などの出社・帰宅時にでも顔を会わさないで済むため、お互いの生活・プライバシーが完全に独立している。
- 1階は1DKの賃貸を2部屋、2階と3階が自宅。
- 1階の賃貸の部屋には、クローゼットも十分な大きさがあり、収納に余裕がある。
- 2階は、無駄な廊下を無くし、リビングを大きく確保。
- 2階に、リビング・風呂・トイレ・寝室・キッチンを置くことで、階段を上下不要な家事・生活動線を確保。
- 3階は、子供部屋と書斎。
- 改善をお願いした点
- 3階にトレイ設置。
- 2階のリビング内階段にドアをつける。(防火対策のため、3階から目隠ししても1階に行けるように、2-3階の階段から1-2階階段が見えている必要があるそうです。)
打ち合わせもプラン提案も、大和ハウスが1番初めだったこともあり、改善をお願いする点は少なかったです。ほぼ完璧なプランだと思いました。
もう全て大和ハウスにお任せしようと思うぐらいに、担当された店長さんの説明も分かりやすく、知識も豊富ですごかったです。
三井ホーム
三井ホームでは、以前に展示場に行った際に会った営業さんがメイン担当で、展示場の店長がサブ担当のような形で、プランを提案してくださいました。
大和ハウスでは、いきなり賃貸併用住宅の間取り図も用意されて、どのように賃貸を管理・運用したら良いのかなど提案されました。三井ホームでは、まずは私の要望を伺いたいとのことでしたので、元々用意していた要望リストを伝えました。
あまり要望を伝えすぎると、ハウスメーカーの独自の提案が無くなってしまうかもと思い、最小限にしました。
- 要望リスト
- 賃貸部分を1階(+2階)、自宅を2階+3階としたい。
- 大和ハウスで提案された自宅と賃貸の動線を分ける案がとても気に入ったので、三井ホームでも動線に気を配るプランにしてほしい。
- キッチンハウスのキッチンと大型の食洗機(ミーレかボッシュ)。
- 子供部屋を2部屋、寝室、書斎の合計4部屋欲しい。
- 2階と3階にトレイ。
- (少なめの予算を事前に伝えておりましたので)予算に出来るだけ収まるようなプラン。
ローンの仮審査申し込み
三井ホームからは、2回目の打ち合わせで、「ハウスメーカー選定に関わらず、今後の時間短縮のため、事前にローンの仮審査をしておきましょう」と提案を受けました。
まだ、プランは全く提案を受けておりませんでしたが、私自身も本当にローン借りることが出来るのか不安もありましたので、源泉徴収など用意をして、展示場でWebから申し込みました。
仮審査では、いくらを借りるのかを伝える必要があります。そこで、自分の年収などから計算される限度額で、申し込んでみることになりました。
ローン仮審査を申し込むと言うことは、実際に借りられるであろう限度額を、ハウスメーカーと共有してしまうと言うことに気がついておりませんでした。
住まいるスタジアム
ローン仮審査申し込みの際に、営業の方から、住まいるスタジアムに行ってみないかと提案を受けました。
当日は、本社の偉い方たちも来られるため、顔を会わせておくと、今後の値引きなども大きく出来ると言われましたので、予約しました。
住まいるスタジアムでは、床や窓の防音性能や基礎の強固さなど三井ホーム独自の製品の紹介や、パートナー会社の製品の紹介などがありました。その中で、TOTOの床ワイパーとRinnaiのマイクロバブルは絶対に導入したいと思いました。
そして、一通り説明を受けた後、賃貸併用住宅の提案を受けました。
とても期待していた反動なのか、間取りに関しては、こちらの要望を全部入れていただいておりましたが、大和ハウスの時のような「おお!すごい」と言うような感動も魅力も何もありませんでした。
ただ、見積額が、こちらが当初伝えていた予算から大きくかけ離れた金額となっていました。ほぼ、仮審査で申し込んだ限度額と同等でした。
あくまで私個人の感想ですが、こちらの予算を最大限まで使わせることだけに注力しすぎていて、間取りや私たちの今後の生活などは全く考慮していないのかなと感じました。
建物面積を小さくしても良いので、予算に近づける努力を見せて欲しいと伝えました。プランを再提案するとのことでしたが、正直、魅力を全く感じなくなりました。
住友林業
住友林業は、展示場を見学した時、一番好きでしたので、第1候補としておりました。
ただ、残念なことに、こちらの予算を伝えたところ、「賃貸併用住宅をその値段で建てることなんて出来ません」と言われました。
住友林業の営業さんからは、最低このぐらいかかりますよと価格を教えてもらいました。
私たちが、「そんなにかかるのですか?!」と驚いたところ、営業さんからは、「現実を見た方が良いですよ」みたいなニュアンスのことを言われました。(ちょっと正確な言葉を思い出せませんが・・・)
最初にも言った通り、第1候補として考えておりましたので、5万円支払ってのプラン提案もお願いしても良いかなと妻とも相談していましたが、あまりに態度が悪すぎたので、住友林業は、次回以降の打ち合わせを約束せずに帰りました。
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