ハウスメーカー選定

ハウスメーカー選定,賃貸併用住宅

各プランの比較

今回、6社にプラン提案をお願いしました。結果として、5社から提案を頂きました。

  • 重量鉄骨
    • 大和ハウス
    • 積水ハウス
  • 鉄筋コンクリート
    • 大成建設ハウジング
  • 木造
    • 三井ホーム
    • ミサワホーム

何度か提案を頂き、最終的な間取り・設備・見積もり金額が、出揃いました。

大和ハウス

一番最初に、賃貸併用住宅のプランを紹介してくれて、賃貸併用住宅の実体験をベースに大事なことを色々と教えてくれた営業さんのいるハウスメーカーとなります。

最終プランも、とても魅力的でした。

見積もりを見ると、かなり大きい金額を値引きしてくれていたようですが、それでも、他社と比べるとダントツで高かったです。また、打ち合わせ回数が、そこまで多く持てなかったため、こちらの設備に対する希望をあまり伝えられておりませんでした。そのため、設備に関しては、他社よりも大きく見劣りする内容に感じました。

積水ハウス

最も無いと思っていたハウスメーカーでした。(主に、金額面で)

担当してくれた営業さんが、大変感じの良い方でしたし、最初から、しっかりとした見積もりを出してくれた点に好感を持ちました。

値引き交渉については、色々なご意見があると思いますが、私個人としては、値引きをしてくるなら最初から値引きした価格をちゃんと提示しろと思います。全く同一の物件でも、強く値引きを要求した人とそうでない人で価格が違うというのは、正直、納得がいかないです。

そういう面で、積水ハウスのやり方には、とても信頼を持つことができました。

最終プランもですが、きちんと自治体の規制なども把握しており、こちらの疑問や要望に対して、自治体の規制も踏まえて説明してくれましたので、安心感がありました。

大成建設ハウジング

個人的に一番気に入っていたハウスメーカーでした。

営業さんも、大変感じの良い方で、親身に相談に乗ってくれました。何よりも、「パルコン」の性能に惚れました。

一方で、パルコンによる部屋の大きさ・形に多少制限があることや、重量で地盤改良に費用がかかりそうだという点が心配でした。

1階の賃貸部屋を、最終的に1DKを2部屋にしてもらいました。敷地の建蔽率的にも、まだまだ余裕はあったため、1LDKを2部屋にして、もう少し大きくして欲しいと何度か伝えました。残念なことに、ちょうど良い大きさにすることが難しかったのか、最後の提案でも、希望通りの間取りは出てきませんでした。

三井ホーム

最終提案でもらったプランは、最初の提案に比べて延床も建坪も大きく減っていました。

その代わりに、金額が大きく下がっており、最終金額は、ミサワホームとほぼ同等ぐらいになりました。

キッチンハウスや全館空調、ToToの床ワイパー、遮音床のMute50、マイクロバブルなどの希望した設備も完備した上での値段です。こんな提案が出来るのであれば、最初からして欲しかったと思いました。

これから一生をかけて支払っていく大金を費やす家の建設をお願いするわけですから、金にガメツイというか、多少なりとも不信感を持ってしまうと、どんなに良いプランでも選びにくくなってしまいます。

契約後の値上がりなどが、とても不安になります。

ミサワホーム

良い意味で、こちらの期待を完全に裏切ってくれたハウスメーカーでした。

プランも見積もりも、私の要望をしっかりと聞いた上で、最初からしっかりとした内容を提案してくれました。

営業の方も、私たちからの質問や要望にしっかりと答えてくれました。

ミサワホームの防音性能が知りたいと伝えると、すぐに近場で新しく建てている賃貸アパートで実体験できるように準備をしてくれたりしました。

妻は、ミサワホームの提案に完全に惚れてしまっており、ミサワホームで建てることになるだろうと思い、申込金11万円も振り込みました。

賃貸併用住宅として、木造という不安面はありましたが、それでも家の外見や中身の設備や間取り、営業さんの人柄も含めて最高に近い点数でした。

ハウスメーカーのリスト化

どのハウスメーカーも、一長一短がありました。

ほぼ満点だったのが、積水ハウスとミサワホームの2社でした。

ただ、どうしても、個人的な感情も評価に入ってしまうため、個人的な評価とは別に、客観的にハウスメーカーを比較できるようにリスト化しました。

見積もり金額の安い・高いは、建物面積や入っている設備などで変わりますので、どれにどの設備が入っているのか、保証はどうなっているのかを、全部コスト化して計算して、年間のコストを計算しました。

ハウスメーカーを2社に絞りました

リスト化して、今後必要とする各社のコストや間取りを見て検討しました。

その結果、積水ハウスとミサワホームに絞りました。

どちらも甲乙つけ難いぐらい、良いプランを提案してくれました。

そこで、改めて、妻とどちらにするかを話し合いました。

ハウスメーカー良かった点悪かった点
積水ハウス1. 重量鉄骨で、減価償却期間が長い。
2. 間取りが、シンプルで、全て2階だけで完結できる動線。
3. 自治体の法規制に詳しい。
4. 見積もりが、同じ重量鉄骨メーカーよりもかなり安く、木造メーカー並だった。
1. 重量鉄骨で重いせいで、地盤完了費用が増えてしまう。
2. 将来、子供たちが家を建て替えたりする場合、重量鉄骨のため、更地にすることが難しい。
3. 木造に比べて、費用が高い。
ミサワホーム1. 家の外見がかっこいい。(意外に重要です。)
2. コロナ対策で、リビングに入る前に洗面所がつけられていたり、間取りが魅力的だった。
3. 見積もり金額が、最も安かった。
4. 防音性能も高かった。
1. 自治体の法規制について、設計の方もあまり把握していないように感じた。
2. 木造という面で、入居者が避ける可能性がある。
2社の良かった点・悪かった点(あくまでも個人的な見解です)

最終決定

妻と話し合い、最終的に出した結論は、「積水ハウス」となりました。

決め手となったのは、ミサワホームの自治体の法規制の把握状況が不安になったことです。

今回が、私たちにとっても、初めての賃貸併用住宅です。多額のローンを支払いながら、賃貸から収益を定期的にあげられるように、管理もしっかりとしなくてはいけませんし、何よりも借り手が見つからないとだめです。

ミサワホームの提案では、当初、ゴミ捨て場のスペースや自転車置き場、エアコンの室外機の設置スペースなどが考慮されておりませんでした。

他社の打ち合わせを通して、ゴミ捨て場、自転車置き場(1世帯=1台計算で、1台に60cm x 190cmのスペースが必要)などを学びました。そして、ミサワホームのプランに含まれておりませんでしたので、指摘をして修正してもらっていました。

正式に契約となってしまうと、今後、別のハウスメーカーとの打ち合わせも無くなってしまいます。そうすると、他社のハウスメーカーから賃貸併用住宅に必要な規制内容を入手できなくなるため、最悪の場合、ミサワホームも自分達も誰も気がつかないまま、着工に進んでしまう可能性もあります。

条例などで必要なゴミ捨て場などは、役所に建築許可の手続きをする際に指摘が入ると思いますが、それでも再度修正となると時間がかかります。

エアコンの室外機は、図面に載っていなくても役所から指摘を受けたりしないと思いますので、その結果、家の完成後に、室外機が避難通路にしか置けないとなってしまう可能性もあります。避難経路の確保のため、室外機によって避難通路を塞ぐようなことは許されませんので、下手すると、エアコンの無い賃貸部屋になる可能性も出てきます。

そのため、妻は最後までミサワホームにしたかったようですし、私もすごい悩みました。初めての賃貸併用住宅であり、出来る限り安全マージンを確保したく、積水ハウスを選びました。

今後は、積水ハウスとの打ち合わせ、銀行へのローンの申し込み、土地の決済などを紹介していきたいと思います。